【勝手に解体新書】和牛
和牛のM-1グランプリ2018決勝進出が決定した。
言わずもがなの人気コンビである。勝手で、失礼であるが和牛の変遷とこれからについて考察していきたい。
彼らがコンビを組んだのは2006年である。
組んだ当初から芸人の間では評価は高かったが、なかなか日の目を浴びることはなかった。
彼らに転機が訪れたのがコツコツ活動をつずけてきて2012年、屁理屈漫才の原型が出来上がった時だ。
水田の細かい性格がモロに出た漫才。嘘のないまっすぐに面白い漫才だった。
これが高い評価を受け、顔が知れ渡っている大阪で2014年、上方漫才コンテストで優勝をする。
2016年にM-1の準決勝を勝ち上がったのも彼女と料理の屁理屈漫才であった。
しかし、銀シャリに敗れ2位で終わった。
彼らがすごいのはここからだ。そのスタイルがお客さんにバレたということで2017年には違った形の漫才コントで勝負してきた、しかも、伏線まで綺麗に回収するようなものだ。
私としては2016年の屁理屈漫才が1番至高だったと思うが、それはもともとお笑いが好きで和牛を知っているからこそなのだろう。初めて見た人へはポップさが足りない。単純に嫌な奴とも捉えられる。それを理解して次の年にまた違った形できちんとストレートで決勝に上がってきたのだ。
しかし、惜しくもラストイヤーのとろサーモンに優勝を持っていかれた。
さらに、今年、2018年では純粋なしゃべくり漫才を持ってきた。本当に末恐ろしいコンビである。またもや普通のように決勝にまできているのだ。
彼らが今年どうなるのかもしっかり見守っていきたい。
世の中死んだほうがいいやつばっかりじゃない?
世の中ってなんでこんなにうざいやつが多いのだろう。
人と人が重なり合う世界で、どうせなら全員仲良く気持ちよく過ごせばいいのに。
なんでこうなるのだろう。
嫌味な上司、普通に裏切る友達とも呼びたくないクソ男、シンプルに性格終わってる女ども。
『いい人もいれば悪い人もいる。』
なんて教えられて過ごしてきたけど、こんなにクソばかりだとは思わなかったよ。
みんな自分がかわいいだけなんだ。
自分中心で世界が回らなければ心が休まらないんだ。
上司が怒るのは自分にとって都合の悪い成果しか出ていないと思ったから。
友達が裏切るのは、俺といるよりも楽しいことがきっとあったから。
女が性格悪いのは、俺の性格の悪さに嫌気がさして関わってくるなという合図なんだろう。
本当に嫌になっちゃうよ、こんなクソみたいな世界。やってられねえ。
俺が上司を嫌いなのは自分をもっと褒めてくれないから。こんなにいい奴なのにって思っているから。自分がかわいいから。
俺が裏切る友達が嫌いなのは、俺にとって都合が悪いから。俺が遊びたいんだから来いよ。俺はこんなにいい奴なのに。
俺が性格の悪い女が嫌いなのは女が大好きだから。ずっと期待してるから。こいつは俺のこと好きなんじゃないの?好きでいてよ。俺のどこがダメなの?こんなにかわいいのに。
俺がこんなにダメなのは自分に期待しすぎてるから。
いつも自分で建てたハードルを越えられなくて、苦しくて泣いている。
ああ、今日はもう眠ろうか。
死にたくないし、俺は俺がかわいいし。
あ、そうか、
世界はみんな、俺が/私がかわいいで回ってるんだ。
とろサーモンは歴代最高チャンピオン
ずっと準決勝止まりだった彼らがラストイヤーで巻き返した。
この優勝に異議を唱えるものも少なくない。
「ラストイヤーだから審査員が甘かった」
「松本は和牛に入れてた」
「何年も同じネタをしてた」
私はそんなものだからどうしたと思う。
審査員が甘かったのではない。これまでの芸歴15年の中で彼らに魅了されたものが多かったということだけだ。
どうしても優勝させてあげたい。この気持ちを生ませた時点でとろサーモンの勝ちなのだ。
何年も同じネタをしていたからなんだ。ネタはその時のお客さん、会場、はたまた演者側の手直しや意識によってガラリと変わるものだ。久保田が絶好調だったのが大きいだろう。
さらに彼らは今までとは違い、2017年では演者自身が明るく、楽しそうな漫才へと変化していた。久保田の見た目も打ち消す良い見せ方だった。
そんな全ての要素が味方してもたらした優勝だった。
先日、M-1グランプリを軸にとろサーモンをフューチャーしたドキュメンタリー、
泥に咲く花が放送していた。
彼らは早めに名を売ったいわゆるエリートコンビである。
スカし漫才という新しいスタイルの発明もあったが、うまくいかずそこからのくすぶりが長かった。
何か変えようと東京に進出したが、それがさらなる地獄への入り口だった。
その彼らの生活がドキュメンタリーで語られていたがこれがまた辛い。
どんどんと重ねられていく芸歴とどんどんと底あげてくる後輩。
精神的にやられていたという村田さんの話は涙なしでは聞けない。
日本人にはその人の背後にあるストーリーに心を打たれる事が多いらしい。
今年の甲子園準優勝の金足農業に全国民が心打たれたのも頷ける。
だからなんだ、それこそ日本人じゃ。
良いストリーに心を打たれる。それでいいのだ。
お笑いが衰退してるのはお笑いファンのせいだ
お笑いファンはマジで閉鎖的すぎる。
お笑いを語る人を寒いと扱うがその行為がお笑い衰退させている原因だと気づいていない。
多くの芸術などのカルチャーは見ている人が語り合うことで成熟していく。
映画評論家なんてのもそうだ。
その映画がどの点が良くて、どこが悪かったのかを分析して語り合う。映画作成者はそれを聞いて、確かに自分の作品にはそこが足りてなかったなと思ったり、は?適当なこと言ってんじゃねえってなったりする。
僕はこのプロセスがとても大切だと思う。
批評が正しいものであるかどうかはこの点では特に問題ではない。自分の趣向で捉えた作品を自分の感性で、自分の言葉で話し合う過程がとても大切なのだ。
そうして芸術は成熟していく。
音楽も、絵画も、舞台だってそうだ。
なのに、お笑いにはその土壌が根付いていない。
なぜ?
笑いもすべての芸術となんら変わらないのにと、私は思う。
この世の芸術などはすべてその人自身の感性によるものだ。
ハッキリ言っておもしろいもおもしろくないも人それぞれ。ただ、そこの人と人とのギャップが語る楽しさになるのだ。
そこを排除したお笑いは何周もしたお笑い好きがはびこる初心者に優しくない世界となっている。
このままではやばいと思うのは私だけだろうか。
⦅本気で考察⦆天才芸人永野が売れた理由、消えた理由
みんなは覚えているだろうか、
彼は世間ではいわゆる一発屋として処理されてしまったのだろうが、彼はもともと地下芸人界では天才と騒がれていたのをご存知だろうか。それがなぜか、そしてなぜ売れてなぜ消えたのか。考察していく。
ハッキリ言う、地下芸人界にはお笑い好きしかこない。そのためそこに出る芸人は2つのパターンにしかならない。一つ目は、純粋に磨きのっかかった面白いネタ。二つ目は、一周回って面白いとされる(お笑い好きがぎゃうに面白いとする)ネタだ。
永野は後者のタイプだった。
芸歴を重ねて、そのネタやるの!?いかれてるやんwwwwww
と言う感じになるのだ。
それゆえに彼は芸人の間でもかっこいい攻めた先輩となっていたのだ。
そんな彼に転機が訪れたのがおもしろ荘である。
そこで大きな結果を残せはしなかったが、そこの映像がYouTubeに上げられてたりしながら少しづつ大衆にも知られ始めた。
そして2014年のアメトークパクりたい−1で人気に火がついた。そこからはみんなが知る通りだろう。
その先のテレビ出演では彼のポンコツ具合などがいじられていたが、そこのキャラは渋滞してるためそこで生き残ることは難しかったようだ。
そもそも、彼は地下で熱狂的なファンに支持されていたほうがよかったのだ。
パクりたい−1には正直、出なかったほうがよかっただろう。地下芸人界で謎の天才芸人がいると言う触れ込みで少しづつネタ番組に登場するくらいの方が良かったのではないだろうか。
ただ、彼の面白さは変わらない。これからも応援している。
オードリー若林の破局、キュンキュンした
2人の破局報道が出ましたね。
お似合いだったのでいいと思ってたのですが、モンスター若ちゃんは結婚には至らなかったみたいね。
11月3日放送のオードリーのオールナイトニッポンでそのことについて触れてましたが、そのエピソードに胸キュンしました。
忙しい人へ、29:00〜です。
ずっとのらりくらりと若林節炸裂でその話について避けてた若林さんがちゃんと話ました。
その中で印象に残ってる言葉は
「いい恋させてもらったね」
と語ったところです。
ずっとオードリーオールナイトを聴いてる人なら分かると思いますが、若林さんは照れくさい話をする時は1つキャラを入れて話します。
若林さんの本を全部読んで、ラジオも全回3周はしてる僕は、若林さんの人として成長していく姿が(謎の上から目線)楽しいのですが今回の恋はかなり彼が変わったキッカケにもなったと思います。
交際報道の少し前くらいからすごく明るくなったりして、彼が人としてだいぶ変わる機会だったと思います
まさか、自分が女優さんと付き合うとは。
まさか、自分が物事をまっすぐ捉えられるようになるとは。
まさか、こんなに人を愛せるとは。
そういう気持ちなのでしょうか。
とりあえず、みんな聴いてみてください。
次のエッセイが楽しみですね。
最後に、
今回は過呼吸にならなかったみたいで良かった!!!!
個人に魅力ないやつはどんな分野でも無理
ミュージシャン、芸人、youtuberまで色々と人前に出る職業の人たちは誰の真似でもない唯一無二の存在にならなきゃ何にもならないですよ。
始めるきっかけは誰かへの憧れでいいんです。でもね、ホントに自分もその世界でやっていこうと思ったら自分をどうやって出すかの勝負に乗らなきゃ無理ですよ。
あ、あの人誰かに似てるな?なんて人にあなたは惹かれますか?
憧れはどこかのタイミングで捨てなきゃいかんとです。
自分をいかに良く見せるかに傾倒していこう。セルフブランディングが上手いやつしか勝てません。これは別に普通の生活の中でもそうですよ。
っていいながら自分も誰かに憧れて、自分持たなきゃってもがいてる途中なんですけどね。
今だって偉そうなこと書いてるけど、マイヘアの椎木さんまんまの服着てるから笑笑
憧れを追い越さなきゃ、自分がなくなっちゃうね。